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設立の趣旨

食品安全を目的とした自主管理システムであるHACCPは、国際的な食品標準規格を定めるコーデックス食品規格委員会により世界各国での導入が勧告されています。HACCP発祥の地である米国では、HACCPは(特定食品について)法的強制力を持ち、営業者の規模の大小を問わずHACCPを実行しなければなりません。PP(またはPRP)を生み出したカナダでは行政府が業界団体認証を支援する形で普及が進められ、農場から食卓までほとんどの食品分野で中小も含めた普及が進められています。一方EUでは2007年に全食品でHACCP義務化がスタートしました。

欧米諸国と比べて日本のHACCP普及が非常に遅れている理由はいくつかありますが、特に大きい理由として教育・訓練体制整備の遅れがあります。HACCPの基本概念である危害要因分析や検証などの基礎トレーニング、またHACCPシステム確立と維持・改善に必須な経営者の役割や、教育者養成、分野別指導といった専門トレーニングの整備がいまだ進んでいないのが現状です。

自主的HACCPを支援するため、米国では積極的なHACCPトレーニングプログラムが実施されています。行政機関、大学・研究機関、民間機関などが実施するプログラムは、コーデックス指針の原案である、より具体的な食品微生物基準全米諮問委員会(NACMCF)指針に基づき、国際HACCP同盟、全米水産HACCP同盟の認定を受けた実践的なトレーニングが展開されています。

日本においても消費者保護の観点から食品安全に向けた消費者や国際的な要請がますます高まってまいります。これに応えるには、農場から食卓までのフードチェーンに携わるあらゆる関係者が、消費者基点で食品の安全性を確保していくことを第一義の目的に、国際的に通用する常識的なHACCPを普及し、定着させることが不可欠です。

本会は国際HACCP同盟、全米食品製造業協会、カナダGFTCなど国際的に活動するトレーニング機関と連携し、国内の行政機関、大学・研究機関、民間機関との協働を図りながら、国際的な正しいHACCP普及・定着に努めてまいります。

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