上級コーディネーターワークショップ
HACCPの検証に特化した、より実践的なHACCP講習
上級コーディネーター・トレーニングコース
HACCP検証と科学的証明ワークショップ」
HACCPシステムにおいては、ハザードアナリシス(危害要因分析)の重要性が再三指摘されていますが、もう一つ重要なのが「検証」(verification)です。どんな立派なHACCP計画を作っても検証を怠れば、計画通りに管理されているか、ハザードが確実にコントロールされているかわからず、HACCPは機能しなくなってしまいます。HACCPシステムの維持・改善は「検証」なくしてはあり得ないのです。
「検証」は、CCPのモニタリングや是正措置の記録の審査などHACCPの部分のみならず、前提条件プログラム(PP)に対しても必要です。また、HACCP計画の有効性を科学的、技術的に証明する“validation”も重要な検証作業の一つです。製品や工程、使用方法などに変更があった場合に、HACCP計画の再評価(Reassessment)を行うというのも「検証」作業として不可欠です。
このワークショップは、世界有数のHACCP教育機関である米国・ワシントンD.C.のGMA (Grocery Manufactures Association)やGFTC(カナダ・ゲルフ・フード・テクノロジー・センター)の豊富な経験と科学的知識に基づいた内容となっており、効果的な「検証」方法について徹底的に学びます。自社、取引先(原材料の納入業者など)、コンサルタント先などのHACCPシステムをより有効に機能させるには、効果的な「検証」が必要です。ワークショップで、その方法が具体的にご理解いただけます。
<主なトレーニング内容>
■e-ラーニング基礎学習
○基礎学習の導入
○HACCPの概観
○前提条件プログラムの検証
○CCP(必須管理点)の検証
○HACCPシステムの検証
○HACCP計画の科学的な妥当性確認と再評価
○HACCPプログラムの監査
○米国のHACCP規制および新規制FSMA
○基礎学習修了者アンケート
■集合学習1日目
○HACCPの概要、前提条件プログラムとCCPの検証-レビュー
○CCPの検証-レビュー
○FSMA施行後の前提条件プログラムの検証
○検証のための環境モニタリングと製品検査
○ワーキング・グループ・エクササイズ1-前提条件プログラムとCCPの検証
○ワーキング・グループ・プレゼンテーション
■集合学習2日目
○FSMA-食品防御(Food Defense)と意図的な粗悪化(Intentional Adulteration )
○HACCPシステムの検証、HACCP計画の科学的な妥当性確認と再評価-レビュー
○ワーキング・グループ・エクササイズ2-HACCPシステムの検証と再評価
○ワーキング・グループ・プレゼンテーション
○HACCP法制化における弾力性
○研修会の概要とまとめ
過去の開催実績
回数 | 日程、会場 |
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第1回 | 2000年11月13日〜18日、NFPA研修会場(米国ワシントン) |
第2回 | 2001年11月13日〜15日、銀座ラフィナート(東京・銀座) |
第3回 | 2005年4月26日〜28日、銀座ラフィナート(東京・銀座) |
第4回 | 2008年11月23日〜25日、味覚糖UHA館(東京・浜松町) |
第5回 | 2009年11月10日〜12日、味覚糖UHA館(東京・浜松町) |
第6回 | 2014年2月19日〜21日、ホテルゆうぽうと(東京都・西五反田) |
第7回 | 2017年12月7日〜8日、発明学会ビル(東京都・余丁町) |
第8回 | 2018年9月20日〜21日、発明学会ビル(東京都・余丁町) |
第9回 | 2019年3月21日〜22日、発明学会ビル(東京都・余丁町) |
第10回 | 2019年6月13日〜14日、発明学会ビル(東京都・余丁町) |
第11回 | 2019年12月3日〜4日、発明学会ビル(東京都・余丁町) |